英語中級者から上級者を目指す
仕事の中で英語をガッツリ使うようになって早3〜4年。 ある程度上達はしたかなと思うものの、まだまだ上級者とは言えないなと感じています。 特にここ1年半くらいは仕事のほとんどは英語で行っており、英語のレッスンも受けているのですが、 まだまだ知らない単語や言い回しも多く、考えながら喋っていると文法が崩れたりなど、日々鍛錬が欠かせません。
この記事では、そんな私が普段英語の上達のために使っているツールや方法を紹介します。
Grammarly
Grammarly は、英語の文法やスペルチェックを行うツールです。 個人で使う場合は無料版もあり、私は10年以上お世話になっています。
私を含め日本人によくある、冠詞(a や the)がない、三単現の s を忘れるといった基本的なミスだけでなく、 より自然かつビジネスに相応しい言い回しにするための提案もしてくれます。
仕事では有料版を使っているのですが、AI を活用した文章全体の改善提案などもあり、 ドキュメントや長い文章を書くような場面で非常に有力なツールとなっています。
特に今の職場では、ソフトウェアの開発の際にまずはデザインドキュメントを作ることも多く、 チームメンバーがレビューしやすいよう、正しく分かりやすい英語を書くことが求められます。 まずは自分でざっとドラフトを書いて、読み返しながら Grammarly も活用してより読みやすい文章に整えています。
Grammarly はブラウザの拡張機能として動作するのが便利なのですが、 どうも Google Docs だと突然重くなったり、GitHub の PR コメント欄では表示位置がズレたりと、 若干残念なところもあります。
生成 AI (ChatGPT)
もう1つのツールとして私が日々お世話になっているのが生成 AI です。 単に日本語から英語へ翻訳をさせることもできるのですが、 それだと自分の英語力の向上に繋がりづらいので、 私は主に英語の添削に使っています。
例えば、Slack でちょっと複雑な内容や微妙なニュアンスを伝えたいときに、まずは自分なりの英語で文章を作ります。 そして、その文章を ChatGPT に投げて、より自然な表現にしてもらいます。 プロンプトとしては、「以下の文章を自然な英語にして。特に XX というニュアンスが伝わるようにして」といった感じです。
そして ChatGPT が返してくれた文章と自分の元の文章を見比べることで、今までに知らなかった表現や単語を学ぶことができます。 もちろん同僚にも伝わりやすい表現になるので、仕事もスムーズに進んで一石二鳥ですね。 こうして英語の表現の幅が増えることで、段々と ChatGPT に頼らなくなっていき、質問内容もより高度になっていっていると感じます。
英会話レッスン
最後に、 現在の会社では週に1度、1対1の英会話レッスンを受けることができる仕組みがあり、こちらも非常に役立っています。 日々のチームでの仕事やランチのコミュニケーションも、もちろんある種の英会話レッスンではあるのですが、 やはり英語の先生にフィードバックをもらいながら会話をすることで、より効果的に学ぶことができます。
レッスンでは、語彙力やイディオムの幅を広げることを目標においており、 ニュース記事や動画などを題材に、毎回異なったトピックでディスカションを行います。 これは単に英会話力を鍛えるだけでなく、自分の考えを論理的に説明する練習にもなっています。
また、レッスンは必ず雑談から入るので、日常会話に登場する単語も学ぶことが多いです。 自分の専門領域の英単語はかなりカバーしていますが、意外とちょっとした単語を知らなかったりするのが面白いところです。
さいごに
海外出張やグローバルチームへの異動、そして日々の仕事で英語を使うようになってからというもの、 英語を学ぶのがどんどん楽しくなっていると感じます。 学生の頃は正直語学は苦手だったのですが、今では英語を使うことが日常の一部になり、 さらに上達したいという気持ちが強くなっています。 生成 AI をはじめ、1人でも英語を上達できるツールが増えているので、これらを更に活用して真の上級者を目指していきたいです。