2021年を振り返る

なかなかマメに記事を書けないのですが、年末ということで 2021 年の振り返りをしてみようと思います。

英語漬け

今年は、今までのキャリアの中で、一番英語に触れた年だったと思います。

というのも、会社の組織変更で日本のチームからグローバルチームへ異動になり、同僚はオーストラリアやシンガポールのメンバーになり、レポーティングや打ち合わせが英語化しました。もともと英語に対する苦手意識はなかったので、この変化は面白いし英語力を向上させるチャンスかなと思って、積極的に飛び込んでみました。

同僚も全員がネイティブなわけではないので、日本人の拙い英語でも頑張って理解しようとしてくれるし、割とゆっくり喋ってくれるので、ミーティングとかでも重要なポイントは問題なく理解できるかなというレベルではあります。一方で、雑談みたいなフランクな会話はまだまだついていけなくて、みんなが盛り上がっているのを少し蚊帳の外から見ているのがもどかしいですね。

課題感は、英語の長文を読むのが苦手です。もともと長い文章を読むのが得意じゃないのですが、これが英語になると時間もかかるし要点の把握も大変だし、なかなかツラいところがあります。最近は時短のために、積極的に機械翻訳を使って全文を訳して、ざっと全体の構成や内容を掴んでから、重要な部分や訳がおかしい部分だけ英語できちんと読むという戦略を取っています。最近は機械翻訳の質も非常に高いですし、英語で読むというこだわりよりも、効率の良い方法を取るほうが良いかな、と。

英作文のときも機械翻訳を使っているのですが、ちょっと変わった使い方かもしれません。普通だと日本語で作文したのを機械翻訳で英語化すると思うのですが、自分の場合は英語で作文したのを機械翻訳で日本語化して、意味が崩れていないかをチェックしています。この方法の良いところは、自分の英語におかしなところがあると日本語化した場合に変な訳になるので、セルフレビューができる点です。例えば前置詞が間違っているとか、関係詞を使いすぎて読みづらいとか、そういうのに気づけるようになります。

とまぁ、こんな感じでまだまだ英語力は向上の余地があるのですが、こういう環境に身を置けるのはラッキーだったなと思います。来年は同僚と英語の雑談を楽しめるように精進したいところです。

動画漬け

これは YouTube や Netflix を見まくっていたという意味ではなく(結構見ていたのは事実なのですが)、動画に関連する技術に触れる機会がとても多かったです。

ここ数年は IoT に関連する仕事をしているのですが、その中でも特に動画に関連するユースケースを多く扱ってきました。例えば、最近だとペットカメラや自宅用のセキュリティカメラが数千円で手に入りますし、スマートスピーカーやスマホアプリから制御できたりして便利なので、いわゆる IoT カメラ製品が身近なものになってきているかなと思います。

もちろんこういった製品を買って使うのも良いのですが、実は簡単に作れるので、その作り方をブログ記事にしたり、共著で書籍にしたりといったことをしておりました。

数年前までは動画に関する技術なんて何も知らないズブの素人だったのですが、仕事の中で触れるうちに嫌でも詳しくなったなと思います。例えば、メジャーなコーデックや主要なブラウザでのサポート状況、HLS や WebRTC といったストリーミングの仕組み、GStreamer のパイプラインの組み方、などなど。

もともとロボット関連の開発を長くやっていたのですが、最近はもっぱら IoT と動画なので、そろそろ肩書を変えたほうが良いかもしれないなと思い始めています。まぁでも、動画はロボティクスには欠かせないんですね、画像認識や遠隔制御の基盤ですから。

音楽

そういえばバンド活動が再開しました。転勤していたメンバーが東京に帰ってきたおかげです。まだリアルでライブをやるという雰囲気にはなっていないのですが、2022 年は 1 回くらいライブができると良いなと思っています。

あとは、長期休暇のたびに 1 曲ずつ曲を作ることを目標にしています。曲を作るのって、どんな曲を聞いているかの影響をすごく受けるのですが、最近はジャズ・フュージョンばかり聞いているせいか、いわゆる王道ポップスみたいな曲が全然作れなくなりました。なんか歌モノのメロディが浮かばないんですよね、代わりにサックスとかオルガンでメロディライン作ってます。

耳が肥えてきたせいか、1 曲作るのにかける時間もどんどん長くなってきています。昔は丸 1 日かけて勢いで作って出して OK という感じだったのですが、最近はちょっと作って、聞いて直して、また聞いて直してという感じで、細かい部分まで手を入れないと気が済まなくなってしまって、作り始めてから完成させるまで普通に 1〜2 週間はかかっています。一音ズレてるとか、音量バランスがちょっと悪いとか、リズムのキメが合ってないとか、色んなことに気づくようになったおかげというかせいというか。きっと完成度が上がっていると信じてヨシとします。

2022 年

来年はもう少しマメにアウトプットしてみたいです。まとまった時間を割こうとすると結構ハードルが高いのですが、1 日 15 分とかでアウトプットできる方法でなにかチャレンジしてみたいところ。ほどほどに頑張ります。

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