エンジニア的に便利な英語表現 (問題、技術選定など)
多国籍の開発チームで働き始めて1年半。 学校で習う英語と仕事で使う英語はなかなか違うので、 意外とちょっとした表現が出てこなかったりします。
この記事では、エンジニアとして仕事をする中で便利だった英語表現やフレーズの中で、 問題への対処や技術選択に関わるものを紹介します。
問題への対応
エンジニアの仕事をしている中で問題に遭遇した場合によく使う表現です。
address the issue - 問題に取り組む、対処する
問題が発生したときに、まずはその問題に対処することを表現します。 解決策がわかっている問題に対処するイメージが強いです。
問題自体を調査する場合や解決策を調査する場合は、 “investigate the issue” や “research the issue” などの表現のほうがしっくりきます。
mitigate the issue - 問題を軽減する、緩和する
問題に対する完全な解決策がない場合や迅速に解決することが難しい場合に、 問題の影響を軽減するための措置を講じることを表現します。
resolve the issue - 問題を解決する
問題を完全に解決することを表現します。 問題が解決済みである場合は “The issue has been resolved.” といった表現を使います。
問題の原因
問題の原因を特定、説明する場面で便利な表現です。
root cause - 根本原因
問題の根本的な原因を指します。これを見つけることが最も重要なステップですね。 根本原因がまだわかっていない場合 “The root cause has not been identified yet.” といった表現を使います。
discrepancy - 不一致、相違
データの不一致やバージョンの不一致など、なにかの不整合が問題を引き起こす場合もよくあると思います。 例えば、ライブラリのバージョンの不一致が疑わしい場合、 “The discrepancy between the library versions looks problematic.” といったように使えます。
技術的な選択
技術的な選択や決定を説明する際に使える表現です。
trade-off - トレードオフ
技術的な選択には良い点、悪い点がしばしば存在します。 トレードオフはすでに日本語としてもよく使われていると思いますが、 それぞれのメリット、デメリットを表現する場合には以下のような表現が便利です。
- Pros and cons - 利点と欠点
- Upsides and downsides - 良い点と悪い点
- Advantages and disadvantages - 長所と短所
- Benefits and drawbacks - 利益と欠点
ideally - 理想的には
常に理想的な選択肢を選ぶことはできず、短期的な対応や制約がある場合もあります。 例えば “This workaround is not ideal, but it will work for now.” といった感じで暫定対応を説明したりします。
まとめ
この記事では、エンジニアとして仕事をする中で知っておくと便利な英語表現やフレーズを紹介しました。 他の場面で便利な表現も色々とあるので、また記事にしていきたいと思います。